Solar Power Generation Forecasting Service
太陽光発電量予測サービス
太陽光発電量予測サービス「フロンティア フォーキャスト」とは
太陽光発電量予測サービス「フロンティア
フォーキャスト」は太陽光発電所における発電量を予測し、自動でサービス利用者に報告するサービスです。
サービス開発においては出光グループが保有する発電所のビックデータと、ソーラーフロンティアが40年以上にわたる太陽電池の研究・開発において培ってきた太陽電池モジュール特性に関する知見の蓄積を活かすことで予測精度の向上を実現しました。
サービス利用イメージ
このような方にご提案します。
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卒FITまたは非FITの発電所を所有されている電力小売事業者様
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FIP※1制度の対象となる発電所をお持ちの事業者様
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自己託送、オフサイトPPA※2により系統を利用する需要家様
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EMS※3の利用を検討している需要家様
フロンティア フォーキャストの特長
太陽光発電所の運営には発電計画と発電実績の差分を抑制した適切な運用が求められます。
出光興産の基礎技術の下、ソーラーフロンティアの知見によって改良を加えたフロンティア
フォーキャストは、お客様に精度の高い予測データを提供し、インバランスの抑制に貢献します。
複数地域における様々な太陽電池モジュールの発電実績データ
ソーラーフロンティアでは気象条件の異なる地域において、CIS・結晶系など複数の種類の太陽電池モジュールを設置し実際に計測した発電実績データを保有しています。また、折版屋根・スレート屋根・地上設置など、様々な屋根の形状・傾斜を考慮し発電量を分析してきました。そのため、発電量予測の学習データが少ない稼働初期の太陽光発電所においても、精度の高い発電量予測データを提供することができます。
実際の設置環境を考慮した独自のアルゴリズム
太陽光発電量予測サービス「フロンティア フォーキャスト」は、気象データを基に実際の太陽光発電所の設置環境を考慮した補正が可能です。例えば、太陽電池モジュールへの影による影響、日射光の種類など、太陽電池モジュールの様々な特性に加えて実際の環境下を考慮した補正を加えることで精度の高い独自のアルゴリズムを有しています。
専門性の高い4つの工学モデル
出光興産独自のアルゴリズム(特許出願中)を用い、太陽電池モジュールの諸特性に加えて、周囲環境および建物の影の影響を反映した工学モデルを採用しました。
- パネルの設置角度に合わせて、水平日射量を傾斜日射量に変換するモデルとして定評のあるPerez※モデル
- 日射量から発電量を予測する際、太陽電池パネルの諸特性(照度・温度特性、経年変化等)を考慮する工学モデル
- パワーコンディショナーの直流・交流変換効率、過積載などの影響を反映する工学モデル
- 太陽電池を接続するケーブル、パワーコンディショナーと連系設備間のケーブルの電力ロスを考慮する工学モデル
※ R. Perez and R. Seals, A new simplified version of the Perez diffuse irradiance model for titled surfaces, Solar Energy, 39-3(1987), 221-231
発電量予測値と実績値の比較
以下は、稼働初期の発電所における発電量予測値と実際の発電量を記載したグラフです。
過去の予測実績等の学習データが少ない太陽光発電所においても精度の高い予測が可能です。
フロンティアフォーキャストforマルチエリアとは
「フロンティアフォーキャストforマルチエリア」は、余剰電力買取に対応した太陽光発電量予測サービスです。対象エリアに散在する低圧太陽光の余剰電力量の合計値を予測し、サービス利用者に提供します。
予測対象
家庭用などの低圧発電所の余剰電力量
予測単位
送配電エリアごとの合計値
余剰電力量予測の概要
出光グループが保有する発電所のビックデータから、機械学習によって導き出された季節ごとの発電・消費パターンに基づく予測値を提供します。
最低限必要な情報は、発電所の住所と設備容量のみです。
カスタマイズ
お客様の発電所データに基づき、最適な予測モデルの選択や補正項の設定を行うことで、より精度の高い予測を提供します。
同一バランシンググループ内で、家庭用余剰電力と発電所単体の発電量予測の混在も可能です。
サービス概要
データ種別 | 余剰電力予測 |
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単位 | kWh |
予測単位 | 送配電エリアごと |
更新頻度 | 3時間ごと |
予測間隔 | 30分 |
予測時間 | 65時間先まで(標準) |
ファイル形式 | JSON形式 |
通信方式 | API提供 |
サービス開始までの流れ
まずはお気軽にご相談ください。ソーラーフロンティアがお客様のご要望にあわせてご提案いたします。
よくあるご質問
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Q
予測できない場所や規模はありますか。
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A
日本国内であればどの地域でも予測可能です。また、発電所の規模も問いません。
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Q
WebAPIとはどういうものですか。
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A
httpやhttpsなどWeb技術を用いて実現されるAPI(Application Programming Interface)の一類型です。APIとは、プログラムの機能の一部を別のプログラム上で利用できるように共有する仕組みです。
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Q
デモンストレーションは可能でしょうか。
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A
対応可能です。期間などの詳細についてはお問い合わせください。